「ホットプレートほしい人いませんか?」
――或る日、或る食卓、9つの物語を紡ぐ短編集『ホットプレートと震度四』。
数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者・井上荒野さんが、“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描きます。
本作の刊行を記念して、井上荒野さん、エッセイスト・平松洋子さんによるトークイベントを開催します。
食と文学好きにはたまらない、“食べること”に筆を執りつづけてきたお二人ならではの対談です。
作中で特に思い入れのある小説や裏話、実生活での調理道具へのこだわり、料理や食事シーンの表現で大切にしていることなどを語っていただきます。
当日は、小説内に登場する料理をオマージュした、天狼院カフェSHIBUYAとのコラボメニュー(『あのときの鉄鍋』に登場する「チキンのトマト煮込み」、「コーヒーサーバーの冒険」をオマージュした「大人になったら飲みたいアイリッシュコーヒー」)を試食していただけます(2/1(木)以降に期間限定メニューとして店内で提供します)。
ぜひ、“作品”を味わいながら、食文学を愛するお二人の対談をお楽しみください。
お二人への質問を受け付けております。
※お申し込み確認後、ご案内いたします。
この機会に、食について、また創作についてお伺いしましょう!
1961年、東京都生まれ。
成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞、2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第139回直木賞受賞など、受賞作多数。著書に『キャベツ炒めに捧ぐ』『ベーコン』『あちらにいる鬼』『錠剤F』ほか。
撮影=神ノ川智早
1958年、岡山県倉敷市生まれ。
東京女子大学卒業後、国内外の各地を取材し、食文化や文芸をテーマに執筆。
2006年『買えない味』でbunkamuraドゥマゴ文学賞、12年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞受賞。著書に『遺したい味』『父のビスコ』ほか。