いつもありがとうございます。
天狼院スタッフの平野です。
2023年9月26日をもって、天狼院書店は、開業10周年をむかえることになりました!
全国の天狼院書店に足を運んでくださるみなさま、本当に、本当に、ありがとうございます。
一号店目の「東京天狼院」が、すべてのはじまりでした。
オープンしたのは、2013年9月26日。池袋駅から徒歩10分の、小さな書店でした。
その後、
2015年に福岡天狼院、
2017年に京都天狼院、
2018年にEsola池袋店をオープン。
2020年には湘南天狼院、天狼院カフェSHIBUYA、名古屋天狼院、パルコ心斎橋店と4店舗を一挙にオープンさせることができました。
ここまで成長できたのは、ひとえに、天狼院書店をご利用いただいている皆様のおかげです。
本当に、ありがとうございます。
せっかくの節目。何かやらないわけにはいきません。
そこで、皆様への日頃の感謝を込めて、10周年記念パーティーを開催することになりました!
「天狼院カフェSHIBUYA」にて行います。
開催にあたって、10年前に天狼院がオープンした時の記念パーティーの告知文を、掘り起こしてみました。
天狼院書店をスタートさせる上での、店主三浦の想いがそこにはありました。
一部、抜粋させていただきます。
****
これからは書店の時代でございます。
書店や出版、そして取次にできることはまだまだ無数にあります。やり尽くすどころか、実はまだ何もやっていないのではないでしょうか。
やってはダメだと自らブレーキをかけていることがあまりに多いのではないでしょうか。
「できない」と言い訳するための材料は無数にあります。
「できない」理由を並べ立てようと思えば永遠に並べられるかもしれません。
けれども、そんな時間があるのなら、もっと前向きに書店の未来について、出版の未来について真剣に考えてみませんか。
「できない」と理路整然と述べることや、言い訳するのは、
他の誰かに任せ、我々は前向きにこの業界の未来について語り合いましょう。
「大人」たちに「青臭い」と嘲笑われるくらいに
「超」前向きに語り合おうではありませんか。
おそらく、未来は人に嘲笑われるくらいの、ある種狂気じみた前向きさや勘違いからしか生まれないのだろうと考えます。そして、そうやって語り合える場所が、案外少ないのではないでしょうか。この会はそのための場でありたいと思っております。
今回の夜会のルールは2つです。
①書店と出版の未来を「超」前向きに語り合うこと。
②「超」前向きに他の出席者との未来志向の関係性を自ら構築すること。
ただし、ただ前向きに考えるだけなら面白くありません。今日の会は面白かったね、とその場限りの満足で終わるかも知れません。それだけでは明日は何ら変わらないだろうと思います。
本当に未来を前向きに変えるために今回は、これからオープンするリアル書店をご用意致しました。
すなわち、来る9月26日にオープンを控えている天狼院書店の1店舗目「東京天狼院」が皆様のたたき台となります。
池袋でまもなくオープンを予定している「東京天狼院」は、
駅中や人通りの多い路面に面しているわけではなく、
15坪程度の小さな書店でしかありません。
巨大な資本が入っているわけでもなく、大きなバックボーンがあるわけでもございません。
ただ「本屋がやりたい」という夢と決して多くはないなけなしのお金が込められた場所です。
もし、この小さな可能性が未来に大きく芽吹くとすれば、この業界は今よりも、あるいは「古き良き」と言われた過去よりももっと面白いことになるのではないでしょうか。
そのためにも、皆々様方のお力と叡智を拝借したく、お願い申し上げます。どうやれば、天狼院が多くのお客様に愛される書店になるか、一緒に「超」前向きに考えて頂けませんでしょうか。
きっと、そうして考える過程には、天狼院のみならず、
この業界の未来を明るくするヒントが随所に現れてくるだろうと思います。
実際にこれから走り出す書店をどう運営するのかをリアルに真剣に考えることによって、
より具体的な施策が生み出されるだろうと思います。
誠に僭越ながら、天狼院としても、「こうすれば多くのお客様に受け入れられるのではないか」
というアイデアを数多く用意しております。
それについても、ご説明させて頂ければと思っておりますので、
それに対しての皆様のご意見をぜひ伺えればと思います。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
*****
10年前、天狼院書店は、本当に小さな書店としてオープンいたしました。
そのような中、三浦は常にこう言っていました。
「これからは書店の時代だ」と。
あれから何度か、この船は沈みそうになりました。
修繕を繰り返し、出版社の皆様や取次の皆様、著者・講師の皆様、デベロッパーの皆様、そしてご来店くださるお客様がたに手を貸していただきました。ご迷惑をおかけすることも多々ありました。
けれども、「厳しい」と言われているこの書店業界で、出版業界で、なんとか生き抜いてまいりました。
本当に、本当に、ありがとうございます。
この度10周年を迎えるにあたり、私たちはあらためて、
【書店と出版の未来】に向き合っていくことを、ここに宣言いたします。
10周年記念パーティーでは、我々がこの10年でやってきたことを振り返り、その上で、
「これからの未来で、どんな挑戦をしていくのか」を語り合いたいと思います。
天狼院から、今後に関する重大発表もありますので、お楽しみに!
みなさまにもご参加いただき、書店と出版の未来を、ますます盛り上げていきたいと思っております。
ワクワクするような、今すぐ走り出したくなるような、楽しい夜にしましょう!
今回のパーティーは、食べ飲み放題です。
さらに! 参加費を上回る20,000円相当の「おみやげ」もご用意しておりますので、お楽しみに。
天狼院書店に来たことがある人も、ない人も、常連の人も、久しぶりの人も、どうぞお気軽にお越しください。
皆様にお会いできるのを、楽しみにお待ちしております!