こんにちは、天狼院書店の山本です。
皆さんにとって、「読書」とは、一体どのようなものでしょうか?
まずは「出合い」。書店やインターネット上で、あるいは人やメディアの紹介などによって、その本との「本」との出合いがあるかと思います。
そして、本を手に取り、「読む」。
これが通常の「読書」ではないでしょうか。
ですが、一度、考えてみてください。
「読書」とは、通常「書を読む」と、漢文的に言えば「レ点」で返して読みます。
けれども、天狼院書店では、この「読書」を、こう定義します。
「読/書」=「読む」+「書く」
つまり、「読んで書く」ことによって、はじめて成立するのが「読/書」だと考えます。
なぜなら、「読んで」インプットしただけでは、読書は十全ではないからです。
せっかく、本を買うのにお金を費やし、本を読むのに時間を費やしたとしても、ただそれだけではその本の「エッセンス」を十分には吸収することができません。
「書いて」アウトプットすることは、読むことを「リフレーン(反復)」することであり、ポイントを絞り込んで自分と確認する作業であり、そうすることによってようやく「読/書」は完成するのだと思います。
ただ、我々は評論家でも、ましてや学者や博士でもないので、本を分析する必要はありません。
天狼院書店・店主の三浦は、『週刊ダイヤモンド』『日経ビジネス』にて書評コーナーを担当しており、その他にもさまざまな雑誌やメディアで書評を頼まれることが多くあります。
例えば、ダイヤモンド・オンラインにて書籍『一坪の奇跡』についての記事を担当した際は、ネットでの書籍の在庫がなくなり、重版がかかるほどの反響になりました。
ですが、三浦自身、実はこの「書評」という形式があまり好きではないそうなのです。
この「評」する、というのが、どうしても「上から目線」になってしまうといいます。
それなので、これまでWeb天狼院書店では、積極的に「書評」的な記事を上げてきませんでした。
もし、天狼院がやるのなら、お客様に有益で、そして何より、本を上から目線で評するのではなく、むしろ逆に、いかにその本がすばらしいかという論点で記事を書き連ねよう、と考えてきました。
「読んで」終わりではなく、「書いて」アウトプットすることで、「読/書」を自身の血肉にする。
そして、そのアウトプットが、誰かの新しい本との「出合い」になれば、こんなに喜ばしいことはありません。
そんな新しい「読/書」の仕方を、天狼院書店では提唱します。
それが、「リーディング&ライティング講座」です。
▼「リーディング&ライティング講座」6つのメソッドとは?
実際に本を読み終えた後、どのようにアウトプットすれば良いのでしょうか?
天狼院書店では、読んだ本をアウトプットする際のさまざまな「書き方」を、メソッドとして確立してきました。
まず、天狼院書店・店主の三浦は、『週刊ダイヤモンド』『日経ビジネス』にて書評コーナーを担当しています。ほかにも、さまざまなメディアにて書評を担当することも多く、ダイヤモンド・オンラインにて書籍『一坪の奇跡』についての記事を担当した際は、ネットでの書籍の在庫がなくなり、重版がかかるほどの反響になっています。
さらに、「ある極意」を使ってスタッフの三宅が書いた記事は、はてなブックマークでホットエントリー!
その後も、はてなブックマークの月間ランキングにも入り、着々とブックマーク数を伸ばし、2016年のはてなブックマークランキング「年間2位」にランクインしました。
当時女子大生であった天狼院スタッフが書いたこの記事には、なんと出版社から執筆依頼が来てしまいました!
この本は、『人生を狂わせる名著50』として、2017年9月にライツ社さんから出版されました。
ほかにも、さまざまな書き方でアウトプットされた記事が、こちら。
まずは、大人気「天狼院秘本」に関する記事です。
これらの記事は、本を多くのお客様に知ってもらう、きっかけとなった記事です。
「糸井重里秘本」は、主に通信販売だったのですが、30時間で1,000冊が売り切れてしまいました。
そして、五代目秘本の『コーヒーが冷めないうちに』は、発売前から特別に「秘本」として販売させていただいたのですが、今やシリーズ累計150万部を超える大ヒットの作品となっております。
もっとも、これらの文章はすべて「秘本」という特性上、内容が明らかになるような記述は一切しておりません。
また、天狼院スタッフであり、ライターでもある川代は、出版業界誌『新文化』『週刊文春』『Hanako』『ダイヤモンド・オンライン』等でも書籍紹介記事を担当しております。
また、Web天狼院書店上でも、人気の企画記事を掲載しています。
直近の記事から、いくつかご紹介いたします。
▼『ダイヤモンド・オンライン』掲載記事
「死にたい」と思っていた書店員の私が、人生に病んでいた頃の自分に読ませたい一冊
このように、天狼院書店店主やスタッフが実際に使用している「書き方」を、「6つのメソッド」としてお伝えしていく講座が、「リーディング&ライティング講座」なのです。
どうやって伝えれば、その「本」がもっと多くの人に広がるかについて、深めていきます。
全4回の講座を通し、読んで・書く作法を「6つのメソッド」として習得していただきます。
そして、単なる読書ではなく、あなたの人生にとってかけがえのない体験にまで昇華していただくのが目的です。
この「リーディング&ライティング講座」にご参加いただいた皆さまには、アウトプットの機会として、記事をご投稿いただける機会をご用意しております。(記事投稿チャレンジ権週1回×2ヶ月<全8回>)
編集部のフィードバックののち、掲載OKになると、Web天狼院書店に記事が掲載されます! 天狼院ライティング・ゼミなどのコースとも混戦で集計し、アクセスランキングも週ごとに計測・発表いたします。
ぜひ、多くの方に読まれる記事を目指し、この機会をご利用いただければと思います。
「読んで終わり」の読書から、卒業しましょう。
この「リーディング・ライティング講座」を通し、読んだ本を「書いてアウトプット」することで、一生残る、自身の血肉にしていただきたいと思います。
そして、そのアウトプットによって伝えたことが、また誰かの新しい本との「出合い」となり、血肉となっていくーーー
そんなスパイラルができたら、何と素晴らしい読書体験となることでしょうか。
人生を豊かにする天狼院「リーディング&ライティング講座」でお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。