20名様
20名様
今から約400年前のロンドン。
世は「エリザベス朝黄金期」と言われる時代。
中央都市として、人口が増え続けるロンドンという都市において、市民も貴族も楽しみにしていた娯楽こそ、「演劇」でした。
現代では「世界一有名」と言われるウィリアム・シェイクスピアも、この時代に活躍した劇作家でした。
彼は、演劇好きのロンドンっ子たちの間では知らぬ人はいないと言われた人気劇作家でしたが、
彼が主戦場にした劇場こそ、「グローブ座」!
グローブ、つまり「地球」と名付けられたこの劇場で、彼は多くの作品を手掛けています。
『ロミオとジュリエット』『マクベス』『ハムレット』『夏の夜の夢』など
彼が生み出した物語で、どれだけ多くのロンドン市民たちが、演劇を楽しんだことでしょう。
テレビもラジオも、ましてや電気すら無い時代。彼らは、今では考えられないくらい“アナログ”を当然のものとして、楽しんでいたのです。
「グローブ座」は、現代の東京にある劇場とはだいぶ違った様式でした。
大きな特徴は下記の通りです。
①照明設備などなく、太陽光の下での上演だった
②劇場近くに売店などがあり、お客さんはお酒やおつまみを楽しみながら、演劇を見ていた。
この度、長年人気を博してきた「天狼院演劇ゼミ」をベースに、
作品背景や、読み解き方のレクチャーから、演劇をより楽しむために開催されていた講座「名作演劇ゼミ」の要素をプラスし、
周囲の喧騒や、拙い照明設備のもとで上演していた、当時のシェイクスピア劇の様子を、
天狼院書店「天狼院カフェSHIBUYA」にて再現しようという企画でございます。
これまで述べてきたように、現代では、
静かで、照明などがきちんと用意された劇場が普通ですが、当時はそんなものどこを探してもありませんでした。
そんな当時の演劇と同じような状況で、シェイクスピア劇をベースとした作品の上演をいたします!
脚本は、天狼院書店演劇ゼミ顧問としてお馴染みの、中島雪絵先生。
脚本家・演出家として、長年活動してきた雪絵先生が、『ハムレット』をベースにあなたに合わせた登場人物を生み出し、脚本を書き下ろします。
また、もう一人の講師は、現役俳優でもある石綿大夢先生。これまで多くの舞台や映像に出演されてきた俳優さんですが、大学院で専門的に演劇の歴史や理論を学んだ方でもあります。
天狼院書店では「名作演劇ゼミ」にて、登壇していただいておりました。
このお二人の講義とレッスンにて、今回の演劇ゼミは進行させていただきます!
演劇に対して
「なんだか恥ずかしい」「自分が演じるイメージが湧かない」
という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、それだけ「心理的な違和感」を感じているものにチャレンジした時、
▼講師のお二人より、コメントが届いております!▼
中島雪絵先生より
私が演劇と出会ったのは中学生のときです。
ひょんなことから演劇部に入り、役をもらえるようになってきて、
「あれ? 演劇っていろんな役があるよなあ」
と気付きました。
なんだかんだ可愛い子だけがいい役をもらうんだろうと思っていたのですが、全然そんなことはなく。
決して可愛くはない私ですが、王様からドブネズミまで様々な役を経験しました。
どんな人にも「輝けるハマり役」があるし、逆に、自分と正反対の役でも、役でなら演じられる。
いろんな人生をちょっとだけ、生きることができるのです。
演劇、やりませんか?
お待ちしております!
石綿大夢先生より
ページをご覧になっていただきありがとうございます。
演劇って、「沼」なんです。
演劇をやっている人は、お客様からいただく拍手や感想、レッスンの厳しさも含めて、その全てに“どハマり”している人ばかりです。一度体験していただくと、なんだか日常が華やかで、物語にあふれたものであるということに気づけるかと思います。
ぜひ、今回は背景知識も学んだ上で、「人生の凝縮したもの」である演劇と向き合う時間にいたしましょう!
皆様のご参加をお待ちしております!
ご参加をお待ちしております!
脚本家・演出家・俳優 2002年に劇団ぎゃ。を旗揚げ。2014年解散まですべての作品の脚本と演出を手がけ、2014年以降はフリーランスとなり、放送局主催イベントや文化施設主催公演の演出など幅広く活動している。
(主な脚本・演出作品) NHK福岡放送局主催「古代エジプトファッションショー」ショー構成・演出 、アクロス福岡主催「 アクロス円形工房vol.17 Le Carnaval des Animaux~動物の謝肉祭~」脚本・演出
(主な出演歴) ギンギラ太陽’s 2011~2015年までほぼすべての作品に出演、 劇団あんみつ姫 1ヶ月ゲスト出演、まどかぴあ舞台創造プログラムプロデュース公演「浮足町アンダーグラウンド」出演
(受賞歴) E-1グランプリ2006 九州決勝大会 優勝 CoRich舞台芸術アワード!2007 第9位、福岡演劇フェスティバル FFAC企画 創作コンペティション『一つの戯曲からの創作をとおして語ろう!』Vol.1 観客賞
俳優・演出・ワークショップファシリテーター/天狼院書店スタッフ
明治大学文学部・演劇学専攻卒業、また同大学院修士課程修了。俳優養成所・アップスアカデミー卒業。オフィス・ルード所属。 劇団綿座、代表。天狼院書店『名作演劇ゼミ』講師。2008年、演劇集団 声を出すと気持ちいいの会の旗揚げに参加。以降2014年の活動休止まで、全公演に出演。
劇団解散後は、舞台・映像などジャンルを問わず活動。
2022年、女優・清水琴と共に「劇団 綿座」を旗揚げ。“世界一敷居の低い古典”をコンセプトに、劇場外での公演活動を積極的に行う。
(主な出演作) BunkamuraシアターコクーンDISCOVER WORLD THEATRE vol,4『民衆の敵』(演出:ジョナサン・マンビィ) 『The Wayside Motor Inn』(演出:田辺日太 日本初演) 『アルジャーノンに花束を』(演出:米倉リエナ) PLAY/GROUND Creation vol,0『ブルールーム』(演出:薛珠麗) 演劇集団 声を出すと気持ちいいの会『富士の破れる日』(演出:山本タカ)