皆さんは囲碁をご存じですか?
存在は知っているけれど、あまり馴染みはない。
多くの人にとって、「囲碁」はまさにそのような存在ではないでしょうか。
囲碁は単なるボードゲームではありません。
日本古来からリーダー層が教養として嗜んできたものです。
囲碁は2000年以上の歴史を持ち、中国、韓国、日本で特に愛されてきました。
各国の歴史と文化に深く根付いており、その影響は文学や哲学、さらには現代のビジネス戦略にまで及びます。
囲碁のルールは簡単でありながら、無数の戦略が存在し、プレイヤーは常に新しい挑戦を楽しむことができます。
これは囲碁が「考えるゲーム」として人々に愛される理由の一つです。
今回の「リベラルアーツとしての囲碁入門教室」では、囲碁の基本からその深遠な魅力までを学びます。
この講座は、単に囲碁を学ぶだけでなく、リベラルアーツの視点から囲碁の本質を探求します。
囲碁は頭脳のトレーニングとして優れており、論理的思考や問題解決能力を高める効果があります。
また、囲碁を通じて異文化理解を深めることができ、歴史や哲学、芸術に対する新たな視点を得ることができます。
この教室は、初心者から経験者まで、すべてのレベルの方に開かれています。
初めて囲碁に触れる方にも、基本的なルールやプレイ方法を、プロ棋士であり、『NHK囲碁フォーカス』の講師も務める柳澤理士六段が丁寧に解説いたします。
囲碁はまた、人と人とを繋ぐものでもあります。
碁盤を挟んでの対話を通じて、他者との関係を深めることができます。
静かな集中の中での対戦は、リラックスと集中を同時に体験できる貴重な時間となります。
現代の忙しい生活の中で、囲碁を通じて心を落ち着け、自分自身と向き合う時間を持つことができるでしょう。
そして何より、囲碁は美しいものです。
先日天狼院でも関連イベントを行った、草彅剛さん主演映画『碁盤斬り』でも、囲碁の世界の美しさがありありと描かれています。
この講座を通じて、囲碁の持つ多様な魅力を体験し、単なるボードゲームではなく、リベラルアーツとしての新たな学びを得ていきましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
プロ棋士六段。
2024年4月〜NHK囲碁フォーカス講師。
昭和63年(1988年)3月18日生まれ。
長野県出身、名古屋市在住。
吉岡薫九段門下。
プロ棋士活動と並行して、登録者3万人超えのYouTubeチャンネル「プロ棋士 柳澤理志の囲碁教室」を運営。
初心者向けの動画や詰碁動画などが人気。
中日新聞夕刊掲載の「王冠戦」観戦記を担当。
囲碁普及のための様々な活動を行っている。
*こちらの記事は、柳澤さんが書かれた記事です。先生がどんな方かを知っていただければと思います!
「12歳から一人暮らしをしていた話」
「中卒でオール1だった私の仕事」
「イタリアの空港で死にかけながら囲碁を教えた話」