いつもありがとうございます。天狼院書店の山本です。
ワードを使って資料を作成したり、パワポを作成するとき、こんな問題に直面することはないでしょうか?
「フォント、どれを使ったら良いか分からない……!」
たとえばワードファイルを開くと、必ず設定しなければいけないのが、フォントを選ぶ、あのタブ。
開いてみると、膨大な数のフォントが出てきます。
下までスクロールしてみると、ポップな可愛いフォントがあったり、荘厳な筆文字の書体があったり、
さらには英字のものまで……その種類は数え切れないほど!
だからといって、さまざまなフォントを1つの資料の中に入れてしまうと、なんだか、素人感あるデザインになってしまったりしませんか?
実はあまりポップなフォントを使いすぎると、そのフォント自体のデザインに負けてしまって、本来伝えたい情報が伝わらなくなってしまいます。
でも、オーソドックスと言われるフォントといっても、どれを使えば良いのだろう?
明朝体?
ヒラギノって?
ゴシックとどう違うんだ?
ほかにも色々あるけどそれぞれ、どんな特徴があって、どんなところによく使われているのだろう?
タイトル文字に使えるフォントって、どれだ?
英字や、数字に使うとカッコイイフォントって、どれを使えばいいんだろう?
漢字とひらがなって、同じフォントサイズでも、並べるとひらがなが大きく見えるけど、どう調整すればいいんだろうか? etc…
誰しも日常の中で選択する機会は多いのにもかかわらず、「フォント」について学ぶ機会というのは、なかなかありません。
だからこそ、見る人・読む人に適切に情報を伝えるために、フォントの特徴を覚え、的確に使えるようになれば、
ご自身のビジネスシーンで活用する資料の説得力が、格段にアップすることと思います。
また、デザインの分野をこれから志していきたいという方も、フォントを使いこなすセンスや、デザインをほどこす時のポイントは、必ず知っておきたい知識です。
そこで!
この度、天狼院書店では、スペシャルな方をお呼びし、新しいゼミを開講することになりました!!!
お越しいただくのは、デザイナーとして30年以上第一線でご活躍されている、加藤京子さんです!
誰もが名前を知る雑誌を数々デザインされ、第一線で現役で活躍されていらっしゃいます。
1989年から、高島屋グループ広告代理店のATAにて、高島屋の広告を制作を担当、
1997年から、デザイン事務所 CAP に所属。
CAPは『BRUTUS』など、誰もが知る雑誌を手掛けるデザイン事務所であり、
加藤さんは、雑誌『GQjapan』『FLASH』『Olive』『REALSIMPLE』『Tokion』といった
名だたる雑誌のチーフデザイナーを務められました。
そして、2007年に、デザイン事務所 Sidekick を設立。
雑誌『REALSIMPLE』『Tokion』『The Parkhouse』『POPEYE』
『The SMAP Magazine』などのアートディレクションをはじめ、
雑誌、書籍、カタログのデザインを、現役でされている、プロ中のプロのデザイナーでいらっしゃいます。
加藤さんが実際に担当されたデザインが、こちらです!
こうして並べて見ると、圧巻です……。
そんな加藤先生、実は、「フォントオタク」であるといいます。
驚くべきことに、ご自身の手持ちで7,000フォント以上あるそうで、
定番の書体をベースに、それを使いこなして日頃デザインをされているというから、驚きです……!
このように、デザイナーとしてこれまでご経験されてきた中で培われた膨大な知識と、
フォントへの深い愛を、今回、お裾分けいただけることになりました!
今回のゼミでは、まずは「フォントの基本」を学びます。
ヒラギノ、明朝体、ゴシック……などといった「名前は聞いたことあるし何となく知っているけど、ちゃんとその特徴を意識したことがない!」という方にも、それぞれのフォントについて0から学んでいただきます!
また、フォントを配置する際の、ひらがなと漢字・数字のバランスや、
ここができると差を付けられる「行間」の詰め方のポイントなどなど……
雑誌や書籍などのデザイナーとして第一線でご活躍されている加藤さんだからこその、現場で培われたテクニックを、この貴重な機会に、お伺いしていきましょう!
実践編では、世の中にあるヒットコンテンツを、フォントから解剖していきます!
何となく目にしている、あの国民的コンテンツの、タイトル文字。
どんなフォントが使われているの?
どんなポイントがあるの?
普段何気なく見ていた、あのタイトル文字を、フォントに着目してみてみると、新しい側面が見えてくるはずです!
そして、最後には、課題へのフィードバックを、生講義で加藤さんにしていただけることになりました!
講義で学んだ知識を使って、実際に文字を組むワークを、皆様にやっていただく予定です!
アウトプットも通じて、皆さんには、「フォント感覚」をぜひ実践して体感していただきたいと思います。
フィードバックも、ぜひ、お楽しみにされていてください!
伝達効果としてのフォントを学び、
ビジネスシーンや、デザインの分野でご活用いただけるのはもちろん、
日常でもどこにでも使われているフォントを通して、世の中がさらに面白く見える視点を手に入れられることと思います。
皆様のご参加をお待ちしております!
講師プロフィール
加藤京子(KYOKO KATO)
Sidekick 代表取締役。Head Coach / Art Director / Designer
1989年からATAにて高島屋の広告を制作。
1997年からCAPにて雑誌『GQjapan』『FLASH』『Olive』『REALSIMPLE』『Tokion』のチーフデザイナー。
ルイ・ヴィトンDM、村上隆GEISAIパンフレット、石川梨華写真集、篠山紀信写真集「人間関係」、LUNA SEA解散コンサート・パンフレット、書籍『Smile Food』などを制作。
2007年Sidekick設立。雑誌『REALSIMPLE』『Tokion』『The Parkhouse』『POPEYE』『The SMAP Magazine』『仮面ライダー the40th コレクション』などのアートディレクション。
雑誌、書籍、カタログ、iPhone/iPadのアプリのデザインなどを中心に活動。