通信受講 インターネットが整った環境であればお好きな時間にお好きな場所で受講頂けます。
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新人賞を突破し、小説家デビューを目指す『小説家養成ゼミ(現、オーサーズ倶楽部)』がスタートし、6年が経ちました。
その間に、本当に多くのお客様にご参加いただき、実際に小説家デビューを果たした方々がいらっしゃる一方で、講師として、たくさんの『小説のプロ』の方々にお越しいただくことが出来ました。
竹本健治氏、貫井徳郎氏、我孫子武丸氏、乾くるみ氏、新井素子氏、大倉崇裕氏、門井慶喜氏、宮内悠介氏、浅倉秋成氏などなど、ここにお名前を乗せたのはほんの一部の方ではありますが、大ベテランから話題の若手作家さんまで、
『プロになるためにはどうすれば良いか?』
『プロとしてデビューした後、活躍し続けるには?』
などの質問に、丁寧にお答えいただきました。
経験やジャンル等もバラバラですから、もちろん回答内容は人それぞれです。
そんな中にあって1つだけ、皆さん共通で、仰るキーワードがありました。
正直に言って私自身、『小説を書くこと』と『読書』の関係性が、天狼院書店に合流したばかりの頃は、ピンと来ていませんでした。
『本を読まなくても、魅力的なアイデアを生み出すための発想法や思考法を、小説家の先生はもっているんじゃないのか?』『他の作品を読んだら影響を受けて、オリジナリティがなくなってしまうんじゃないのか?』などと言うことを、天狼院に合流してからしばらくは、思っていました。
しかし、毎月お越しいただく『小説のプロ』の方々それぞれが、表現は変わっても『圧倒的な読書量』についてお話をされるのを聞けば、信じないわけにはいきません。
小説家を目指すのに、小説をあまり読んでいないという受講生のお話を聞き、驚く小説家の先生を、たくさん見てきました。
とある小説家の先生はデビュー前、別の小説家の先生が『小説家になりたいなら1,000冊読んで下さい』ということを仰ったのを聞き、素直に実行したと言います。そのエピソードを聞いた別の小説家の先生方も皆、『それぐらい当然だよね』というリアクションをされるのです。
そんなエピソードを聞いた上で小説家の先生方のSNSを見てみると、『〇〇と言う小説を読んだ』と言う話題や、読み終えた小説に関する感想を頻繁にあげられていることに気づきます。
とある大ヒット小説の解説を読んでいると、デビューに際してその作家さんは、ミステリ小説を徹底的に分析した、と書かれていました。
小説家の先生が、これまで読んだ本についてまとめられた本も、書店でよく見かけるようになったように思います。
そう、『小説を書く』ことと、『小説を読む』ことは、実は切っても切れない関係である、ということなのです。
もしかするとここまで読んで、絶望してしまった人もいるかもしれません。
とある先生が仰る通り、『今から1,000冊読まなければいけないのか……』と思ったかもしれません。
そんな皆さんのためにお送りするのが、今回初開催いたします、『小説を書く人のための本の読み方』講座です。
現役小説家であり、朝日新聞にて書評コラム「文庫この新刊!」も担当されている谷津矢車先生に講師となっていただき、タイトルの通り、『小説を書く人のための本の読み方』を、教えていただきます。
どのように本を選ぶのか、どのような観点で読んでいくのか、読んだ記録はどのようにするのか? 資料はどのように読むのか、などなど、実際に膨大な数の本を読み、小説執筆に活かしている谷津先生自身から、その方法、メソッドを、教えていただきます。
この方法を身につければ、1,000冊読まなければいけないと言われているところ、200冊でカバーが出来るようになるかもしれない、と谷津先生は仰います。
ただし冒頭に書かせていただきました通り、
この点をご理解の上、小説を書くために活かす本の読み方を手に入れたい方は是非、お申込みいただければと思います。
皆さんのお申込み、お待ちしております!
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒。2012年『蒲生の記』で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。2013年『洛中洛外画狂伝―狩野永徳』でデビュー。二作目『蔦屋』が評判を呼び、若手歴史時代小説家として注目を集める。2018年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。2020年『廉太郎ノオト』が第66回青少年読書感想文全国コンクール課題作品(高等学校の部)に選出。