「メンタル、異様に強いですよね!」と言われることが多い。
そのたびに、そんなこと、ないんだけどな、と内心苦笑している。
僕には妹と弟がいるのだが、家族や小さい頃から僕を知っている人は、二人と比べると、段違いの差で僕が最も臆病だと異口同音に答えるだろう。
証拠と言っては何だが、小さな頃は、僕は自家中毒で苦しんでいた。
キャンプで綺麗な夕日を見たり、PTAのバレーポール大会で、父母が活躍している姿を見ると、それだけで僕には感動が強すぎて、三日三晩、車酔いみたいな状態になって吐き続けることになるのだ。
小学校4年生のときなど、担任の先生が毎日のようにやる怪談があまりに怖すぎて、夜に大きなトイレができなくなった。
トイレの天井から生首が落ちてきて、ぽっとんトイレの中から手がにょきっと出てくると思ったからだ。
人に言われたことは、クヨクヨ気にするタイプで、気にするなって言われても、気になるんだから、仕方がないだろうと泣きそうな気持ちで思うタイプだった。
三つ子の魂百まで、と言われるように、大人になってもその性質はさほど変わっていない。
ところがーー
周りから見ると、僕はメンタルが強いと見られるらしい。
それが、どうにも、不思議でならなかった。違和感でしかなかった。
しかし、客観的に冷静に自分を振り返ると、あたかも心臓に毛が生えている人のように振る舞っていることが、自分でもわかる。
しかも、演じているわけでもなく、1ミリも無理しているわけでもない。
結果的に、いつも「超」ポジティブであり、自分で言うのも何だが、逆境には殊更強いーー
おかげさまで僕は13年間、経営者をしています。スタッフも100名を超えます。
僕のように、何も持たないところからの起業は、まさに死闘の連続で、今まで生き延びて来れたのは、針の穴を通すような奇跡のようにも思えます。
毎月の月末は戦争であり、幾度潰れると思ったか、定かではありません。コロナに入ると、お客様数も減り、今まで生き残って来れたことは、やはり、不思議なくらいです。その中で、方々から責められました。味方だと思っていた人に裏切られたりもしました。
ただ、現時点では、その状況をすべて跳ね除けることができています。
元来、臆病で、メンタルが強いわけではないはずなのに、結果的に見ると、たしかに逆境に強い。
おそらく、それは、氷山のように海面に現れた一角でしかなく、生まれながらの臆病な性質が、今の結果論的ポジティブを作っているのだろうと思っています。
つまり、臆病を極めれば、結果的に、「超」ポジティブになり、逆境に強いと見られるようになる。
このメリットは、非常に大きいのではないかと思い、また、かねてよりのお客様からのご要望に応えるかたちで、これを講座にすることを決めました。
自分の弱点である「臆病」や「感じやすい心」を、武器に変換することができれば、相当に面白いことになるーー
しかも、再現性高いアプローチ法を提示することが出来れば、非常に有益な講座になるのではないかと思ったのです。
講座の流れとしては、こうです。
・臆病である自分と臆病の優位性を視覚化する《総論》
↓
・健全性の確保《身体的・精神的健全性の確保戦略》
↓
・最悪想定の仕方《最悪想定の訓練/合理的アプローチ訓練*課題でも》
↓
・迅速性の体得《臆病の無重力化》
↓
・野生の顕現《感受性と自己責任》
↓
・揺るぎない究極のポジティブへの到達《反転ポジティブ》
また、全6回、「最悪想定シミュレーション」という課題を設定しています。
以下のように6つのシチュエーションを仮想で設定し、最悪想定のシミュレーションをし、問題解決の詳細まで思考実験をしていただきます。最後には、受講生の中で、それをシェアし、「最悪想定」を極めます。
①もし、自分が新型コロナに感染し、2週間動けなくなったとしたら
②もし、自分が住む地域が大災害に見舞われてしまったとしたら
③もし、自分が経営する会社が倒産してしまったとしたら
④もし、自分が重い病気になったとしたら
⑤もし、自分のSNSの投稿が炎上してしまったとしたら
⑥もし、家族が重い病気になったとしたら
そう、この講座は、講義とワークショップ、課題を繰り返すことによって、「臆病」を認識したところから始まり、最後には、「反転ポジティブ」へと至る、ヒーローズジャーニー的講座になリマス。
当然、主人公はあなた自身です。
ただ、これを絶対に受けてはならない人がいます。
そう、根っからのポジティブな人だ。本当に図太い人だ。何も気にしない人です。何とかなるさと思っている人です。
その方々は、どうか、勝手にこれからも図太く生きてほしいと思います。図太い人たちに、僕らの気持ちなど、決してわかるはずがない。
この講座は、こんな人向けの講座です。
□家を出た後も、何度もポケットの中を確認してしまう。
□スマホの画面をほとんど割ったことがない。
□レストランなどでオーダーが本当に通ったか、気になる。
□観光地に来たのに、一人だとチェーン店に入ってしまう。
□大人になっても家の中の暗がりが、怖い。
□返信が来ないと気になって仕方がない。
これに、チェックが1つも入らない人は、絶対に受けない方がいい笑。
逆に、いくつかチェックが入る人は、臆病な可能性があるので、受けるとメリットがある可能性があります。
ピンチをチャンスに変える「逆境メンタル」の創り方講座
〜臆病を極め、自分を最大化させる方法〜
臆病は、特に仕事においては、使いようによっては、決してデメリットとはならない。
むしろ、臆病こそが武器になる。
そのことを証明する講座にしたいと思っております。
どうぞ、よろしくお願いします。
姉妹講座「ハードワークの技術」
*「逆境メンタル」の作り方講座は、姉妹講座「ハードワークの技術」徹底習得講座と一緒に受ける(*どちらを先に受けても大丈夫です)と効果が絶大化しますので、こちらも併せてご検討ください。
姉妹講座「生産性爆上げの技術」
*「逆境メンタル」の作り方講座は、姉妹講座「生産性爆上げの技術」徹底習得講座と一緒に受ける(*どちらを先に受けても大丈夫です)と効果が絶大化しますので、こちらも併せてご検討ください。
講師プロフィール
1977年宮城県生まれ。株式会社東京プライズエージェンシー代表取締役。天狼院書店店主。小説家・ライター・編集者。雑誌「READING LIFE」編集長。劇団天狼院主宰。プロカメラマン。2016年4月より大正大学表現学部非常勤講師。2017年11月、『殺し屋のマーケティング』、2021年3月、『1シート・マーケティング』(ポプラ社)を出版。雑誌『週刊ダイヤモンド』、『日経ビジネス』にて書評コーナーを連載。2009年4月1日に、「株式会社東京プライズエージェンシー」を設立登記し、その後、編集協力や著者エージェント、版元営業のコンサルティング業等を経て、2013年9月26日に「READING LIFEの提供」をコンセプトにした次世代型書店(新刊書店)「天狼院書店」を東京池袋にオープン。2022年現在までに、10店舗1スタジオを全国に広げて、運営している。現在、雑誌やコミック、電子書籍も含めた自身の月間書籍購入額は15万〜20万円で、読書冊数は月に100冊を超える。【メディア出演】(一部抜粋)NHK「おはよう日本」「あさイチ」、日本テレビ「モーニングバード」、BS11「ウィークリーニュースONZE」、ラジオ文化放送「くにまるジャパン」、テレビ東京「モヤモヤさまぁ〜ず2」、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、J-WAVE、NHKラジオ、日経新聞、日経MJ、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、雑誌『BRUTUS』、雑誌『週刊文春』、雑誌『AERA』、雑誌『日経デザイン』、雑誌『致知』、日経雑誌『商業界』、雑誌『THE21』、雑誌『散歩の達人』など掲載多数。2016年6月には雑誌『AERA』の「現代の肖像」に登場。雑誌『週刊ダイヤモンド』『日経ビジネス』にて書評コーナーを連載。